2010年02月03日

映画「チャンドマニ」のお薦め!

チャナドマニ -01.jpg
 2009年「チャンドマニ(чандмань)」という映画が発表されました。まだ試写会の段階ですが、もうすぐに公開されると思います。
 私にとってチャンドマニ村は忘れることのないモンゴルの村の名前です。ホブド県というアルタイ山脈のふもとにある遊牧民の村です
 ここはホーミー(喉歌:一度に二つ以上の声を出す驚異的な歌唱法)のふるさとであります。多くの優れたホーミー唱者はチャンドマニ村の出身です。ソンドイ、ガンボルト、ツェレンダワ、この映画に出てくるダワージャブ、セルゲドルジなどなど沢山のホーミー唱者を輩出しています。
 私がTV番組「新世界紀行」でホーミーを紹介するためにチャンドマニ村へ行ったのは1990年の11月でした。民主化後間もないモンゴルの大地は空と草原の間に遊牧民のゲルと家畜達がいて、みんなが必死で生活を営み、そこに音楽がありました。 飼っている羊は大地に一滴の血も流すことなく遊牧民の手で死んで行きました。その命に手を合わせて冥福を祈り、肉と血を頂きました。それはたったの20年前のことでした。今も消えることなく続くホーミーの村「チャンドマニ(чандмань)」をぜひともご覧ください。
 映画はウランバートルに暮らす二人の若者がマイクロバスで二日かけてホブドへ向かいます・・・・・・さてさて一体何が起こるでしょうか・・お楽しみに!
www.chandmani.com

(注)チャンドマニ(чандмань)は実際にはチャンドマンときこえます。モンゴルはロシア革命によって成立したソビエト連邦に続き、世界で2番目に社会主義国になったのですが、その時にモンゴル文字の使用が禁じられロシアと同じキリル文字を使うようになったそうです。 
 したがって中国の自治区となった内モンゴルでは漢字とモンゴル文字と両方使っていますが、1980になるまでは中ソ間の政治的狭間にあってモンゴルと内蒙古自治区との交流は公でなかったため、さまざまな違いが互いの文化の中に生じた、と中国内蒙古自治区の首都フフホトにすむ馬頭琴奏者チ・ボラグさんから聞きました。
 大モンゴル帝国を作った国を二つに分断することで、当該地域の政情安定化を図ったものと思われます。
 ちなみに私がいったときの「新世界紀行」はyoutubeで見れる部分があるようです。そこでホーミーをやっているのがツェレンダワです。参考までに代表的なCDを一枚上げるとすれば、私がこれこそは母なる国の音楽だと思ったもので、
「モンゴル聲遥」ホーミーとオルティンドー、モンゴル人民共和国 国立民族歌舞団団員による演奏:キングレコードK30Y5118(シルクロード音楽の旅)シリーズの一枚です。
 このCDでホーミーをやっているのはガンボルトで,オルティンドーなどを歌っている女性は故ノロブバンザド女史です。素晴らしい作品です。
posted by Akira Sakata at 01:49| お知らせ

2014年1月11日: Europe tour Rotterdam, De Worm

Akira Sakata, Giovanni De domenico Duo (together with Bruno Ferro Xavier Da Silva, bass and Onno Govaerts, drums)


2014年1月12日: Europe tour Amsterdam OCCII

Akira Sakata, Giovanni De domenico Duo (together with Jasper Stadthouters, guitar and Onno Govaerts)

その他の動画はYouTube:hoijaga053antajaroさんチャンネルでご覧下さい。